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あとがき&裏話

 この度は、嘘つきのエンドロールご視聴いただき誠にありがとうございました。謎解き×ボイスドラマをやってみたいと思い立って無事大きな問題もなく完結出来た事は皆様のご協力あってこそです。本当にありがとうございました。

​ 今回、こちらのお話を作るにあたり、こっそり仕込んだものがあったり、実は…っていうお話もありましたので、ここで少し語りつつ、スタッフの皆様へのお礼も含め書かせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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 普段和風系の創作をすることが多い字綴りですが、初めて企画をたてたのはホラー系のファンタジーでした。右も左もわからない状態で飛び込み、編集技術も何もかも今以上に足りないものではありましたが、とても楽しく完結させることが出来ました。

 実は、嘘つきのエンドロールはそのドラマの後続世界で、主人公のミリア・フィンデンは、前作のミット・フィンデンの曾孫というい裏設定が。ミットは知らない少年から誕生日パーティーの招待状を受け取り向かった先で、少女の人形を常に抱え腹話術で話す少年カインと出会います。彼もまた、今作のマリー同様、病を患い隔離されている少年です。ミリアの無謀さはお爺さん譲り。BGMも同じものを使ったりと、ストーリーや設定も実はちょっと寄せていたり、かなり自己満足で繋げた作品だったのでした(笑)。

 何より、その作品でも甘野まよさんにイラストを担当していただき、CVでもお世話になっています!非公開作品なのでなんのこっちゃのこっそり要素ではありますが、もし当時の作品を覚えていてくださっている方がいらっしゃいましたら、ミットとミリアの共通点も含めて笑っていただけたら嬉しいです。

 そしてこの物語、本来はバッドエンドになりかけたというお話ですが、一番最初はジャンがマリーの死を受け入れられず、彼女の『友達(人形)』を沢山集めようとしている、というお話になる予定でした。子供達だけをテーマパークで集めるはずが、ハルトが入り込み予定が狂っていく、というようなあらすじです。なので、脱出ゲームのルートによってはミリア達も『友達』にされてしまうのも考えていましたが(笑)全4話で複数ルートを作るのが難しく、作業量としても無理だなと思い諦めお話を方向転換して今の形に落ち着きました…良かったです…。

​​ それでは、いろいろと語らせていただこうと思います。

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ミリア・フィンデン(霞月葵様)

 貴族という身分を捨ててからあまりたっていないフィンデン家の一人娘。上品でありながらどこか世間知らずで無鉄砲。ミリアちゃんは曽祖父から聞いた不思議な昔話が大好きで、自分にもいつか奇跡が起こるのではないかと過ごしてきた夢見る女の子でした。普通は知らない人の招待状でなんて突撃なんてしませんよね(笑)でもミリアにはその昔話があったからこそ、行ってしまったという裏事情があります。

 そんなちょっと複雑で、でも一生懸命なキャラクターを霞月葵さんはとっても魅力たっぷりに演じ切ってくださいました。ただ可愛いだけじゃない、芯の通った頭の切れる強い女の子で、でも普段はふわふわとしていて憎めない子。是非お願いしたいとご依頼させていただき、初めてミリアちゃんのサンプルボイスをいただいた時からもう既にミリアちゃんそのもので、あーーー直していただくところなんて何もない!なんてかわいいんだーーと(笑)なりました。澄んだお声でとても聴きやすくてまさにヒロインでありつつ、やっぱり強いところがしっかりあって全力で主人公なのです。毎回音声をいただく度にそこにミリアちゃんがいて、わくわくしていたり、不安になっていたり、最後は凄く恰好良くて、いろんな表情が全4話にたっぷり詰まっていて、好きなシーンが選べないー!一番最初の『無理!!』可愛かったなぁ…。本当に感謝でいっぱいです。素敵なミリアちゃんをありがとうございました!

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ジャン・オーウェンズ(ひげ太郎様)

 ジャンは良いキャラクターなのか、何か悪い事をしようとしているキャラクターなのか、微妙によくわからない立ち位置にずっと居て、難しい立ち位置だったかと思うのですが、優しい語り口調ながらどこか壁があるような、近寄りがたい空気を思いっきり表現してくださいました。途中で聴いてくださっていた方はジャンがクローバーなのではというのは察しておられたかと思いますが(笑)、しゃべらないマリーの車いすをずっとひいて語りかけているジャンってよく考えるとかなり狂気的ですよね…。以前他の企画でもひげ太郎さんには大事な人を亡くし、それを引きずるキャラクターを演じていただいたのですが、ひげ太郎さんの普段は穏やかだったりクールだったりするのに感情をおさえつつもあふれてしまうようなキャラクターの演技がとても好きで、今回ジャンに是非!とご依頼させていただきましたが、やはりとても素敵でした…。本当はマリーとジャン(ユウ)の掛け合いを入れたかったんですよね…お二人の演技を聴いてより一層思いましたが時すでに遅しでした。

 この10年、とてつもなく苦しんだのだと思います。物語の後も自首をしようか悩んだのではないでしょうか。でも結局ジャンはマリー命なので(笑)オルドや悪徳探偵からの助言もあって全力でイベンターとして活躍していくのだと思います(もしかしたらハルトにお世話になり続けるかもしれませんが)素敵なジャンを本当にありがとうございました!

ハルト・カノウ(そーぎ様)

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 ハルトはもう(笑)そーぎさんに音声確認の時から沢山笑わせていただきました。基本はシリアスなお話ですが、私がギャグを入れないと呼吸ができない病を患っているのでハルトの台詞は割とコミカルなものが元々多かったんです。ただ、そーぎさんの演技でそれが何倍何十倍何百倍にもなって返ってきて、良い意味で自分で書いたセリフではないような心地でした。たった一言の台詞ですら笑わせてくださるんですよね…凄すぎて、またギャグ企画でもお世話になってみたいです(笑)。編集中もまさかふざけてくるとは思わなかったところでかましてくださったので、どうにかして応えたいと奮闘した部分が実はあります。出来てない気がしますが…でも本当に随所に入れてくださったのでハルトのシーンはとにかく編集が楽しかったです。

 ハルトは心根は良い人ですが、法律なんてなんのその、手段を選ばないお金大好き人間です。依頼人の情報漏洩したところが気になった方もいらっしゃったかもしれませんが、あの時ハルトは既にある程度予測がついていて、オルドが何か目的があってこちらに助けを求めているんじゃないかと気づいたからこそのものというつもりで書きました。切れる人なんです…、そしてお人良しなんです。だからエリン達にも何だかんだ好かれています。この後は新人助手ミリアちゃんと(ジャン?)と共に​新たな謎(お金?)を求めてやっていくのだと思います。探偵ハルト氏の奮闘記、シリーズにできるように作ってはいるので、いつかまた会いたいです…素敵なハルトを本当にありがとうございました!

マリー・ラングフォード(紗倉 妃芽様)

 泣きました…マリーの台詞確認で涙が出てきました。今回募集した段階では、マリーが今現在どうなっているのかを公表していなかったので、お願いすることが決まった後台本をお渡しする時はとてつもなくドキドキだったのを思い出します。ミリアとはまた違ったタイプのヒロインという立ち位置で、基本的にはローズとしてご出演いただいておりましたが、元気な時はとにかく可愛くて可愛くてたまらなかったです。それがだんだんと弱っていく過程が、自分で書いておきながら紗倉さんの演技にうっかりやられました…。クローバーが文字での演出だったり、マリー(ローズ)は単独でのシーンしかなかったので、只管ローズやマリーが語るシーンをどう演出しようかなと思っていたのですが、いただいた音声を聞いた瞬間にイメージがぶわっと溢れてきて、何も悩むことなく作る事ができました。

 マリーはやっぱり最後の「生きて」という台詞とユウの来訪を望んではいけないと苦しみながら語るシーンが胸に突き刺さりました…。ジャンの感想でも書かせていただきましたが、何故私はマリーとユウの会話のシーンを入れなかったのかと!幸せに、楽しく会話するところを入れたかったです。

​ 物語では楽しかった、悔いはないといったような雰囲気のマリーですが、実際はジャン(ユウ)と生きていきたかったんだと思います。二人が一緒にイベンターになって子供たちを笑顔にするifの未来をとても見たいと、お二人の演技で強く思いました。素敵なマリーを本当にありがとうございました!

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オルド・ルバート(馬場 輝様)

 影の主人公オルドもまた、敵なのか味方なのか的な立ち位置だったと思います。特に台詞の中に何か含みのあるものが多かったので、とても難しいキャラクターだったと思いますが、絶妙なニュアンスの演技が毎回毎回本当に凄かったです。ずっと穏やかで優しい演技で、普通にきいていたら素敵な執事さんだなぁと思うのに、何を企んでるんだ?っていうような雰囲気もしっかり滲ませてあって。謎解きはどうされますか?の切り込みにはどきっとしました。何より、本編でのこの怪しさも含んだ雰囲気から一転して、最後の素顔で登場したところは、何か憑き物が落ちたかのようなさわやか加減!オルドです、はもう、言葉にならない思いが溢れましたね…オルドッ!

 元々は本家の執事でしたが、自ら願い出てマリー付きの執事になったという裏設定があります。奥様派の執事で、マリーがとにかく心配だったのだと思います。そしてマリーから、ジャンの事を託されているというとてつもない苦労人ですよね…、一番多方面で大変だったキャラクターだと思うので、とにかく幸せになってほしいです。オルドも実は、ハルトの斡旋により無事職を得ています。なのでつながりは今後も続きますし、ジャンの手伝いもしているのではないでしょうか。

 ちなみにマリーのドールは、ジャンを連れ戻しに行った後からオルドさんがずっと抱えて救出して、ちゃんとお墓も作りました。ジャンがマリー…って寂しそうにしていたのをなだめたのもオルドさん。苦労人人生はやっぱりまだ続きそうです(笑)。素敵なオルドをありがとうございました!

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ベアトリス・リオン(大宮 水那瀬様)

 奇跡のにゃーの使い手。あまりにも可愛すぎませんか?ベアトリスは最初から最後までずっと癒しポジションでした…。しっかりとお嬢様感があるのに、どこかいたずらっ子のようで、きっと普段からお転婆でメイドさん達を振り回してるんだろうなといろんな想像が出来てしまいます。それでも時折見せるミリアのお姉さんみたいな口調、たまりませんでした…。個人的にはエリンとの嫌味の応酬を書くのがとても楽しくて、姉弟みたいな空気感を最後まで引きずりたかったので、ラストシーンのあれを入れたところがありますが、「なんのこと?」が最高すぎました。

 大宮さんには過去作から沢山企画に参加していただきましたが、いつも少年役をお願いしがちだったので、今回完全なるお嬢様を初めてお願いして、とっても楽しみにしておりました。流石の表現力で、ベアトリスというキャラクターが大宮さんのおかげで更に更に愛嬌たっぷりの大好きなキャラクターになりました。実は最後のおわり!の後に聞こえるガチ猫のボイスは大宮さんのものです。作中のにゃーで沢山のテイクを送ってくださり、リアル猫があまりの猫だったのでどうしても入れたくて、勝手にジャンデリアCV大宮水那瀬をぶっこんでしまいましたことをここにお詫び申し上げます(笑)。

​ ベアトリスはこの後はまた貴族社会に戻っていきますが、こっそりハルトの探偵事務所にお忍びで遊びにきてしまうのだと思います。貴族の情報網、これはハルトにとっても大切にしたいご縁かもしれません。素敵なベアトリスを本当にありがとうございました!

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グリス(ヨッシ~バラン様)

 グリス…さいっこうすぎました…。あまりテンプレートな悪役を企画で出したことがなかったので、キャスト様的にはどうなんだろう、嫌じゃないかなと思っていたのですが、とても快く引き受けてくださって本当にありがたかったです。私自身グリスは、ぱっと見は確かに悪役的立ち位置なのですが、ラングフォードという大きな伝統のある家を守るために必死になって仕事に向き合っているという一面においては、100%の悪役とは思っていません。結局自分がやらかしたことの流れから息子(エバ)の代で落ちぶれてきてはいますが、とても一直線で不器用な人でもあったのかなと思います。

 対峙したら委縮してしまうのではないかと思う程のお声と一瞬でグリスの姿が浮かぶような威厳と迫力。きっと誰も逆らえなかったんだろうなというのが最初の一言からひしひしと伝わってきました。ユウもきっと普段は怖がっていたんじゃないでしょうか。ユウがマリーの宝物を必死に守ろうとしたように、グリスもまた家を守ろうと必死だったんだよな、と編集しながら勝手にほろりしてしまったのを覚えています(笑)。もしかしたらマリーも、そんなグリスの気持ちを察していたんでしょうか。どっちにせよ、自分の娘に対する仕打ちは許せないところがありますが、作ったキャラクターの背景を考えてしまう企画側としては、ヨッシ~バランさんにグリスをお願いできてとても良かったなとしみじみと思っております。素敵なグリスを本当にありがとうございました!

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アン/メイド(マキノ様)

 二役を兼任していただきましたが、どちらも全然雰囲気が違うまるで別人のようで本当にありがたかったです。アンはミリアの学校の友人として、物語のきっかけを作ったキャラクターでした。絶叫が苦手なミリアに、エンパイヤ―!と叫ぶところはもう、可愛すぎて何度聞いても笑います(笑)。クラスでも元気いっぱいで、ミリアとトールを振り回しているんだろうなと思いながら書いたのですが、マキノさんの音声をいただいて更にそれが確認に変わりました。いろんなクラスに顔を出して、各地に友達がいるタイプな気がします、陽キャです。彼女はミリアの苦手な乗り物を把握はしておりましたが、どん底からの浮上の瞬間だったのでうっかり一番乗りたいのを提案してしまい、実は全力で謝っている裏事情があります。そのためミリアが、気を遣われるのは嫌!ってぶつぶついいながらさまよっているのです(笑)。乗りたいものは乗りたい人で乗っておいでっていうスタンスですね。

 メイドの方は、新人のメイドさんをイメージしてお願いさせていただきました。グリスからすればマリー相手に優秀なメイドをつけるはずがないので、まだ経験の浅いメンバーとして配属させられているという設定でした。アンとは真逆で、とても不安げでグリスに対して怯えている様子がひしひしと伝わってきました。若くして大変な秘密を背負ってしまった一人ですね…彼女もきっと、どこかで新たなメイド人生を送っているのだと思いますが、マリーの命日には当時のメンバーで集まっているのではないでしょうか。素敵なアンとメイドさんを本当にありがとうございました!

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エバ/執事(浅沼 諒空様)

 二役を兼任していただきましたが、浅沼さんもあまりの雰囲気とお声の違いがとてつもなくて感謝でいっぱいです。どちらもあまりこう演じていただきたいというお願いはしておりませんでしたが、勿論リテイクなしの一発です。

 エバは現ラングフォード家の当主。非常に事業的に黒い状態のラングフォード家なので、ハルトのような裏稼業的な探偵にしか頼めなかったのと、実はエバはハルトを見くびっていたところがあります。金さえ払えば言いなりだろうというような。本来エバはとんでもない苦労人だと思っています。若くして父親を亡くしているので、おそらく周りの権力者たちや他の貴族に良いように扱われたのでしょう、それゆえのほの暗さがあって、怪しげな最初のシーンを作り上げてくださいました。

​ 執事の方も特に雰囲気等はお伝えしておりませんでしたので、高齢のキャラクターが来たときは驚きましたし、とてつもなくありがたかったです!やはりどうしても若めなキャラクターが多くなってしまうので、幅が思いっきり広がりました。彼もまたオルドと同様に願い出てマリー付きになったんだろうなと勝手に思っております。普段は凄く優しそうですよね…マリーの好きなお茶とか、食べ物とかをてきぱきと手配してくれたり、ユウが来た時にも素敵な対応をしてくれそうな執事さんでした。こう見るとエバと執事の立ち位置的にも真逆で、とても重要なキャラクターを演じ切ってくださり本当にありがとうございました!

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 二役を兼任していただきましたが、もっと台詞を、台詞を入れたかったです。ミリアとアンという絶対濃すぎる二人の女の子と仲良しの男の子トール君、絶対苦労人ですよね(笑)。みそ汁さんの優しいお声が、そんなトール君の寛大な心を表現してくださっていて、あーーーこの子絶対将来もてるーーー、って勝手に思っておりました。もっと時間があれば、この3人のシーンも書き込みたかったんです。貴族社会から一般の身分になったミリアはおそらく最初はいじめとまではいかずとも、遠巻きにされていたんだと思います。それを気にもとめずに仲良くなってくれたのがアンとトールという裏設定があります。元気で明るくて誰とでも仲良くなれるアンと、ある程度の我がままは笑って許してくれつつもちゃんとごちゃごちゃっとした時にまとめて引っ張ってくれるトール、そんな空気感をたった一言で表現していただけたようで嬉しかったです。

 また、ニュースキャスターも、物語の一番最初の台詞ということで個人的にはとても大切な瞬間だと思っています。ご応募いただいた際に、とても聞きやすくて優しいお声だったので、是非お願いしたいと思ったのを覚えています。本当はもっと沢山ご出演いただきたかったのですが叶わず…選考の時には苦しみ悶えました(笑)。ほんの少しの台詞だったのに、快く引き受けていただけて本当に感謝でいっぱいです。

​ 帰ってきたミリアにアンはきっとわーわー言うのでしょうけれど、トールはそれをなだめて、また三人でどこかに遊びに行くのか、はたまたハルトに紹介するのか…。素敵なトールとニュースキャスターを本当にありがとうございました!

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トール/ニュースキャスター(みそ汁様)

 感謝してもしきれません!!連載等で忙しい中、こんなにも素敵なイラストを仕上げてくださり、急遽作中のイラストまで描いてくださいました。私がこの世界に飛び込んだ時に出会ったご縁が今もこうして続き、企画でもお世話になり続けることができるなんて、本当にありがたい限りです。

 以前はよく女の子が苦手だとおっしゃっていて、個人的にはそんなことない大好きだぞーーーって思っていたのですが、今回のミリアちゃん、ベアトリスちゃん、マリーちゃん、可愛すぎませんか…くりくりっとしたおめめのミリアちゃんに、ふふんって笑ってそうなベアトリスちゃん、清楚でどこか影のあるマリー…心底好きです。そして男性陣も、甘野まよと言えば眼鏡キャラと勝手に思っているのですが、ジャンが来た時は天を仰ぐ心地でしたし、ハルトの糸目はもう、個人的に好きすぎて大変でした(笑)そして兎頭は悩ませてしまいましたが、この丁度良いリアル加減!こっそり髪の毛が出ているのがポイントです。エリンもこのつんつんな雰囲気が最高に好きで撫でまわしたい頭です…。前作のエトセトラも、勿論今までお願いしたすべてにおいて、衣装デザイン等も完全にお任せしていて、毎回とてつもなく素敵なものを仕上げてくださって、いつもラフをいただくところからわくわくがとまりません。

 動画の中に出てきたマリーのイラストは見ていただけましたでしょうか。それだけ単体で載せるとネタバレになってしまうので、見逃してしまった方は是非脱出成功ですとオルドが言う後、エントランスのシーンを見ていただけたら嬉しいです。BGMが不穏になるところです(笑)。

 素敵すぎるキャラクターデザイン、イラスト、本当にありがとうございました!

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キャラクターデザイン(甘野 まよ様)

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主題歌(トキノスキップ様)

 トキノスキップさん大好きです…大好きすぎます…。過去作品から何度かお世話になっておりますが、毎回とんでもないクオリティの主題歌を作ってくださって、自分の作品の主題歌がつくって、もうそれだけで凄すぎる事なのに、こんなに最高の音楽で彩っていただけるのは幸せの極みですよね…。

 今回は謎解きをテーマにした企画だったので、せっかくなら主題歌も謎の中に入れ込みたいという思いで主題歌も本当に重要な要素の一つでした。どうしてもマリー視点で書きたかったので、歌詞がなんだかかわいらしくなってしまって、依頼していたのがゴシックロックだったので、ちょっとこれはあまりにもあまりにもなんじゃないか?って自分では思いながらも、恐る恐る(笑)こんな感じで出来ますかってお願いしました。それがあの主題歌になって返ってきたんです。発狂します……。流石トキノスキップさんです、最初いただいたオフボーカル音源でもう何度も何度もエンドレスでリピ―トしました。そして平野さんのボーカルが入った瞬間の感動ときたらないです!力強い歌声が、豪華な音楽の上に乗っかって、マリーの命が吹き込まれた強い思いを表現してくださったように思います。

 個人的にBメロがとんでもなく好きなんです。思い出すだけで鳥肌がたって、この主題歌とマリーの台詞を聴いてしまうと、なんでこんな運命にしたんだ馬鹿野郎と己を罵りたくなります…幸せルートが欲しかった。

 大変お忙しい中で、こんなにも素敵な曲を作ってくださり感謝でいっぱいです。勝手に一ファンとして、今後も新作を出される時がありましたら飛びつかせていただきたいと思っております。本当に素敵な音楽をありがとうございました!

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エリン・ウルウォード(手毬 みはる)

 実は制作段階で非常に二転三転したキャラクターでした(笑)。元々はジャンがマリーの友達探しをしているお話だったので、エリンも最初はベアトリス同様、ただの参加者としての貴族のお坊ちゃんだったんです。金髪のふわふわでそばかすがあるというイメージだったのですが、内容がガラッと変わった時に、こそこそと動くキャラクターが必要になりました。それで今の形に出来上がったのがエリンです。台詞も非常に少なくなったので、久しぶりに自企画に参加してみるかと参加してしまったのが経緯です(笑)。

 彼はバックストリートの子ということで最後に本性が出てきますが、最初のつんつんも決して作られたものではなく、お金を持っていそうなベアトリスとミリアを見て、心を閉ざしていたというのが裏設定にあります。どういう経緯でバックストリートで生活しているかというのは詳しくは決めておりませんでしたが、もし探偵ハルトの物語が続いたときには、考えてみようかなと思ったりしています(笑)。

 何だかんだ途中からはミリア達と普通に会話しているところを見ると、根は良い子なんだろうなと思っていますが、下手に隙を見せるとお財布がなくなっているかもしれません、手癖悪しです。そしてハルトの言うお仲間、というのは友達ではなく、金を稼ぐ時の利用する相手という認識なので、心を許せる相手はいません。でも今回、ベアトリスとミリアが友達のような存在になっていってくれたらいいなと勝手に思っている作者心です(笑)。とっても演技力、表現力満載の皆様の中に、力不足の私が企画者特権で参加してしまい、申し訳ない気持ちもありつつも、とても楽しい思いをさせていただきました。本当にありがとうございました。

脱出された皆様

 改めまして、脱出成功おめでとうございます。プレイしてくださった方も、そのまま最後まで聞いてくださった方も、本当にありがとうございました。

 元々私自身某リアルな脱出ゲームが大好きで、時折参加しては脱出できず悔しい思いをし続けて参りましたが(笑)、最後の種明かしや脱出に挑むときの楽しさを自分でも作る事ができたらという夢を胸に、今回挑戦した作品が嘘つきのエンドロールです。作業のお供に、と言えない動画形式だったにも関わらず、ご感想まで頂くことが出来て、皆様には本当に感謝でいっぱいです。

 中々の作業量で(笑)、エコ製作者である私には本当に時間がかかってしまって申し訳ない限りではございましたが、無事完結を迎えることができましたのも、応援してくださった皆様のおかげです、ありがとうございました。

 テキストで書くととてつもなく膨大な量になってしまったので、他のお話はまたフリートーク等で直接語ってみようかなと思っています。ご興味がありましたら是非、それこそ作業のお供にしていただけたら嬉しく思います。

 それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

2020.11.30 字綴りラヂヲ

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